いわゆる「住みたい街ランキング」ですが、2018年版から調査方法が変わりました。その結果、関西の住みたい街ランキングにはどのような異変が起きたのでしょうか。
第1位に輝いたのはぶっちぎりの強さで「ニシキタ」こと西宮北口です。ニシキタは年代別で見ても20~40代全てで1位という強さでした。実際に、ニシキタは住みやすいという話をよく聞きます。確かに交通の利便性がよく、阪急神戸線特急なら梅田・神戸・三宮ともに15分で着いてしまいます。さらには「洗練・高級」のイメージも住みたい街に挙げられる要因でしょうね。やはりブランドイメージというのがこのランキングにおいては強い気がします。
そして、大差こそつけられたものの、次点2位が我々大阪府民が誇る「梅田」になります。大阪最大の交通の要衝であり、商業地区になります。梅田を知らない人からすると繁華街のイメージが大きいかもしれませんが、現在では「うめきた(梅田北部)」の新開発により、そのイメージが変わろうとしています。2024年までに全面緑化を謳った再開発のこの土地で梅田の印象は180度変わる可能性があるのです。いまやURなどをはじめ、このイメチェンをフックにPR活動をしている物件も多く存在しますし、商人の街・大阪らしく「便乗してまえ」とでも言っているかのごとく、隣接する福島・中津・扇町は「梅田圏」という謎のエリアを提唱し始めています。実際、物件名に「梅田」のつく物件も多く、まさにこのカオスっぷりは東京の吉祥寺状態です。
つまり、この住みたい街ランキング2位の「梅田」の意味合いというか範疇が変わってきていることに注目です。そんなますます注目され、拡大するであろう梅田「圏」に引っ越してきてみてはいかがでしょうか?